面白い本だ。
宇宙飛行士の試験を追ったドキュメンタリー。
少し前のエントリで、仮面ライダーフォーゼに出てくる名言について書いた。
絶対的な力の恐怖を!それがもたらす絶望を!何もできない己の無力さを!
これって、宇宙空間に放り出された宇宙飛行士が感じる恐怖のことだと思うのだ。
壁ひとつで区切られた漆黒、無重力、真空の世界。宇宙放射線が飛び交い、有機物からなる人間の体など、一瞬でばらばらになってしまうような恐怖。
このドキュメンタリーでは、宇宙飛行士に必要な資質として、リーダシップ、フォロワーシップ、チームワーク、ユーモアなどが出てくる。決して非情ではない。
アポロ13号のクルーの話などは、本当に感服する。