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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

IMAX

カナダで生まれたハイテク映像システム。通常の35ミリフィルムの10倍以上のフィルムサイズによる鮮明な映像とデジタル6トラック・15000ワットの大音響システムによる、かつてない臨場感は、まさにヴァーチャルリアリティ。

■Simulator RIDES
NASAのトレーニング風景で良く見かけるような、前後360度回転するマシンに乗り込んで、F18ファイターを操縦する。二人で乗り込み、一人は操縦、一人は機銃で、途中スイッチを使えば役割を自由に交代できる。
ジェットコースターみたいな肩から体を押さえつけるシートベルトを装着、メガネを外してシミュレーション開始。
TVゲームでフライトシミュレータをやっているのとは、わけが違う。
上昇・下降の度に自分の体重を感じる。エンジンがストールしたり、急上昇、反転飛行などしようものなら、内臓が「ぐえぇぇ」って感じで楽しめる。
非常に短い時間だが、戦闘機のパイロットが過酷な運動に耐えていることだけはなんとなく分かる。
Simulator.jpg

■Fighter Pilot
物凄いアングルで戦闘機の実写映像を楽しめる一品。本体直下の視点で地面すれすれに飛行したり、山腹を沿うように飛行したり・・・リアルな雲をすり抜けて、広大な緑が眼下に広がる時、思わず感動で涙が出てしまうほどの臨場感。超高速で飛行しながらのドッグファイトも凄い。
ジェットエンジンの音もリアルで、遠くではキーーンとした金属音、そばに寄ると体を震わす轟音。
途中、地上から戦闘機の爆撃を受け止める側の逆アングルの場面があるのだが、身を隠している(・・という想定の)戦車にマシンガンの玉が当たって跳ね返る様子や、轟音、着弾を本当に経験しているような恐怖。破片がリアルに飛んでくるし、火炎に巻かれ、煙に巻かれる。
これ、ロッキードマーティン社やボーイング社の協力の元に作られたものみたいだけど、こんな映像は普通の映画じゃ絶対に撮れないと思う。
下手な戦争映画よりも遥かにリアルに戦闘の怖さを体験できる。(バーチャルな被弾体験でも、トラウマになりそうなくらいに衝撃的。あれを繰り返し見ていたら、戦意損失は間違いない!)
戦闘が嫌だということを、身をもって体験できるはず。絶対に見るべし!

IMAX Space Station 3d
こちらは、スペースシャトルのクルーの視点を3Dで楽しめる映画。3Dメガネをかけて1時間楽しむ。
無重力状態でふわふわ浮いている水や他のクルーが投げつけてくるチョコが目の前に・・。シャトルの細長いハッチを潜り抜けたり、宇宙空間で手を滑らせて浮遊・パーソナルジェットでシャトルに戻る場面など、本当に孤独ではらはらする。手を伸ばしてしまいそうなこれほどリアルな3Dを見たことがない。
(実際に、アメリカの子供たちは盛んに手を伸ばして、触ろうとしていた)
IMAX_SPACE3D_s.JPG
下手なSF映画よりも遥かに楽しい。これも、絶対に見るべし!。