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DELL PowerEdge R410, VMware vSphere Essentials Plus ,MD3000iによる仮想サーバ/仮想ストレージ環境構築

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DELL PowerEdge R410, VMware vSphere Essentials Plus ,MD3000iによる仮想サーバ/仮想ストレージ環境構築メモ

■機器接続 (簡単)

Power Edge R410、PowerConnect、MD300iを結線。
DMZネットワーク、iSCSI用ローカルネットワークをそれぞれ結線し、pingで導通確認。


VMware ESXiのインストール (簡単)

・ESXi 4のISOイメージを焼き付けたDVDでR410をブートし、インストールを開始する。
・F2を押して各種パラメータを設定する。
ネットワーク設定
ユーザパスワード

※この段階ではDMZからの管理インタフェースにのみIPアドレスを設定する。
iSCSI用ネットワークは、後でvCenter Client上から設定する)
※パスワードは、かなり長い文字列じゃないと受け付けてもらえない。


■ESXiホストのiSCSI用ネットワーク構成

・vSphere ClientでESXiサーバに接続
・”ネットワーク”→”ネットワークの追加”
接続タイプ:VMkernel
仮想スイッチの作成(使用するアダプタの指定。vmnic2、vmnic3)
ポートのプロパティを設定(IPアドレス
vmnic2、vmnic3をNICチーミング設定する(有効なアダプタ:vmnic2、スタンバイアダプタ:vmnic3)
・内部ネットワーク内でpingコマンドを発行し、ESXiサーバのiSCSI用ポートが通信可能であることを確認します。

※ここで設定するIPアドレスは、iSCSI接続用の内部ネットワークのものです。(例:192.168.130.1)


VMware vCenter Serverのインストール (ちょっと癖あり)

・vCenterServerのISOイメージを焼き付けたDVDから、vCenterServerをインストールする。
・データベースの利用は、インストーラが組み込まれているMSSQL Server 2005 Expressを指定する
MSSQL Server 2005 Expressの接続をODBCSQL Server Cofiguration SQL Server Manager、Surface Area Configurationで行う
パスワードや認証モード、インスタンス名などの確認
・インストール後、vCenter Orchestrator Web Configurationでデータベース接続設定を行う
ユーザ名:vmware、、パスワード:vmwareに設定されている
・クライアントPCにvCenter Clientをインストールし、ESXiサーバ、vCenterサーバに接続できるかどうかを確認する。
データベース設定が正常に完了していないと、接続できないので注意。

※vCenter Orchestrator Web Configurationの設定が難あり(何が正解なのかが分かりにくい)


■MD3000iストレージマネージャのインストール (かなり難しい)

インストーラに従ってストレージマネージャをインストールする。
・”初期設定タスク”の手順に従って順に設定を行う
ストレージアレイの名前
ストレージアレイのパスワード
警告通知方法の設定
iSCSIホストポートの設定
ホストアクセスの設定
ストレージアレイの設定
イーサネット管理ポートの設定

※ホストアクセスの設定が関所。

・はまった場所
ホストグループを設定し、このストレージにアクセスさせるホストの設定を行わないと、ESXiホストのiSCSIイニシエータを起動しても、”非活動”の状態になる
ホスト対仮想ディスクマッピングによって、初めてESXiホストから存在を確認できるようになる


iSCSIイニシエータ設定(ESXi、vCenter Serverホスト) (簡単)

・vSphere ClientでESXiサーバに接続
・”構成”→”ストレージアダプタ”、画面下段の”プロパティ”を選択し、ターゲットを選択する

※この時指定するIPアドレスは、iSCSI接続用の内部ネットワークアドレスです。
※この設定の前に、ESXiホストの仮想ネットワークが定義されており、導通確認されている必要があります。


■ホストのアップデート (簡単)

vSphere Host Update Utilityを使って、パッチ処理を実行。
※まとめて複数のパッチを当てても途中でエラーとなる。古いもの順一つづつ当てていくで正常に完了できた。


■既存仮想サーバゲストの移行 (簡単)

・クライアントPC上に既存の仮想サーバイメージをコピーしておく
・仮想サーバイメージの入ったフォルダを共有フォルダとし、Everyoneに”変更”権限を与える
・vCenter Converterをサーバ上にインストール
・続けてクライアントPC上でvCenter Clientを起動し、vCenter Serverに接続
・仮想サーバ設定ファイルを指定してコンバート開始
※数時間後にめでたく移行完了
(大量のデータを送信するので、途中で切れちゃう可能性も大。その場合、コンバート処理をやり直す)

■物理仮想サーバのコンバート・移行 (簡単)
・クライアントPC上でvCenter Clientを起動し、vCenter Serverに接続
・コンバート対象の物理サーバのIPアドレスと管理ユーザ名、パスワードを入力
・コンバート開始

※数時間後にめでたく移行完了
(大量のデータを送信するので、途中で切れちゃう可能性も大。その場合、コンバート処理をやり直す)

Windowsサーバの場合、仮想サーバ移行後に、ライセンス再取得の為の再起動を問われる。