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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

アパート明け渡し完了

結婚以来10年間住んだアパートを、今日明け渡した。
10年間で払い込んだ金額は、およそ1000万円。なんとももったいない話なのだが、会社の近くに住んでいたという利便性に金を払ったのだと納得する他ない。
管理会社から依頼された査定人が、部屋の痛みをチェックして、現状復元費とやらを見積もり、提示された金額を見てびっくり。
24万5000円だと。
「敷金として預かっている20万円から差し引いて、足りない4.5万円を大家さん負担ということで、交渉してみます」
なんて善意を装っているが、とんでもない話だ。

大体、24.5万円掛かるなんていうのも、この査定人の言い値だし、タバコを吸ったからクロスが汚れているなんていうのは、言いがかりに近い。10年も暮らせば汚れるのは当たり前。大体、8年もすれば原価償却して、そもそも原状回復費なんていうのは発生しないんじゃないか?・・・と
敷金というのは、家賃をとりっぱぐれないための担保として、あらかじめ預けておくお金であって、原状回復するための原価を管理会社が請求するための費用じゃないっての。
大体これまで10年で1000万近くも支払ってきているのに、最後に「汚れを修復しますから24.5万円掛かります」と余計な金を払わせようとするのだから、まったく油断もすきもありゃしない。

結果、上記のような意見を述べたところ
「それでは、敷金の半分を、原状回復費としていただき、残金は大家さん負担ということで交渉します」ときた
本当は、クリーニング代だけを払い、あとは一切認めない・・としたいところだったが、手打ちとした。
元々のシナリオが敷金の半額だったのではないかと睨んでいるが、この条件で管理会社が何か言って来たらとことんやってやろうじゃないか。
最後の最後で胸クソの悪い話だ。
「10年間に渡り、ご利用いただきましてありがとうございました。」
「クリーニング代等々の費用については、私ども負担となっておりますので、お客さまがお気になさることは一切ございません」
「敷金につきましては、全額お振込みさせていただきます」
・・・くらいの感じだと気持ちいいんだが。

実は、8年で償却するとか、本来敷金とは・・という話は、知り合いの大家さんやネットからの情報をあらかじめ仕入れていた話。
「原状回復に24.5万円掛かる」って言っても、実際のところはっこちらで知りようがないし、いくらかかったかなんて絶対に知らせないだろう。