Microsoft Virtual Serverで構築した仮想サーバを、VMWare Serverで使えるかどうかの検証を行う。VMWare Converterという移行ツールを使えば、コンバート出来ることを知識としては知っていたが、この度実際に、変換・検証してみようと思い立った次第。
変換元の仮想サーバイメージは、Microsoft Virtual Server 2005 R2 SP1
変換元の仮想サーバは、VMWare Server2.1
※最近では、ハイパーバイザー形式の仮想サーバソフトであるVMWareESXiなんていうのも無償で使えるらしい。要チェックかもしれない。
■参考URL
vmware ホーム > 製品 > 製品インデックス
VMware vCenter ConverterTM
VMware Server 2 Product License and Download
[ソフト]仮想ハードディスク(vdi/vmdk/vhd等)を変換する「NHC」
VMware の仮想マシンを Virtual PC に移行する
マンダリンケーキのレシピ(Googleキャッシュ)
仮想マシンハードディスクイメージ変換(convert)ツール NHC
仮想マシンハードディスクイメージ変換(convert)ツール
■結果(途中経過)
・Windows Server 2003 Standard 32bitの仮想サーバを変換した結果
変換 → OK
仮想ハードディスクのサイズ変化(11.11GB→11.099GB、7.001GB→7.051GB)
サイズはほとんど同じ
所要時間は21分ばかし。(Core2Duo)
起動 → OK
事前情報で、仮想サーバゲストの仮想サーバ追加機能を予めアンインストールしておく必要があるような情報もあったが、そのままガチョーンと変換しても問題なく起動してきた。
あれ、ネットワークカードがインストールされてないぞ。
反応も死ぬほど遅い。(こんなことで死んでたまるか)
まだまだ調整が必要なようだ。→「VMware Toolをちゃんと入れましょうね」っていう話
お次は
CentOS5.3の仮想サーバだ。これは、興味深い(vmaddなどの追加ドライバを入れているぞ)
・CentOS5.3の仮想サーバを変換した結果(未実施)
変換 → OK
仮想ハードディスクのサイズ変化(8.61GB→6.08GB、10.48GB→8.05GB)
おや!こちらはサイズが2割程度少なくなった
所要時間は28分ばかし。(Core2Duo)
起動 → OK
X Windowで起動しようとして、失敗している。
ビデオカードが代わったから、再設定が必要だよね。
ただ、ネットワークは機能は生きてるから、SSHで接続するなり、VNCで接続するなり、お好きなようにっていう感じ。お!VNCの方で、X WindowとGNOMEデスクトップが見えてるのが謎。
apacheもcgiもHyperEstraierも動いてる。
しかし、動作が遅い。思わずのけぞっちゃうくらいに遅い。VirtualServerの比にもならないくらいに遅い。
こちらも宿題が結構ある。→こちらも「VMware Toolをちゃんと入れましょうね」っていう話
■後日談
基本的に、VMWare Toolsというのをインストールしない限り、快適なGUI操作は期待できないらしい。
・・ということを、以下の体験によって知った。
CentOS仮想マシンの調整
・CentOSからVMAdd*を削除する
・CentOSにVMWare Toolsのインストール
仮想マシンと一度終了させ、OSをRedhatEnterpriseLinux5に変更して、VMware Toolsのインストールができるようにする
CDROMドライブを使えるようになるので、マウントし、VMwareToolsのrpmをインストールする
vmware-config-tools.plの実行前に、起動しているvncserverを止めておく。
※xorg.confの更新に失敗すると、正常にX-Windowが起動してこない
WindowsServer仮想マシンの調整
・VMware Toolsをインストールする
・キーボードが101/102変更されてしまっているので、日本語106/109キーボードを入れなおす
※VMware Toolsをインストールしたらネットワーク他、デバイスがすべて更新され、有効になった。