2008-06-22 座右のニーチェ / 齋藤孝 本 ニーチェ本を見つけるとついつい買ってしまう傾向がある。 これまでは、哲学や文学の文脈の中で、文物としてニーチェを評価するものが多かった。 この本は、日常の中でこそ聞きたい、毎日摂取する栄養のように、ニーチェの断片的なアフォリズムを紹介している。 齋藤孝氏のエッセイのようにも読める。 うすうす感じていた。 ニーチェは元気の素だと。 くだらない嫉妬や弱気、防衛本能を一蹴して、毒を吐き、反骨の思想家として激しく生きたニーチェ。 まだまだニーチェ中毒からは逃れられそうにない。