なぜ詐欺師、悪徳商売にハマる人がいるのか?
そこに通常では考えられない状況と、テクニック、騙される側の隙があることはなんとなく理解していた。
この本には、最も悪質なケーススタディが載っている。
ひとつすっきりとしたことがあって。
それは
法外なモノを売りつけるには、不安や恐怖を与えた後に、希望、救いを与えるという定石があるということ。
それから、これが大事なことなのだが
そのテクニックは、CMという世界で、多かれ少なかれ日常的に行われているということ。
いやいや、もっと一般的に”恐れ”、”不安”と出費という話をすると・・
・凶悪犯罪と警察の関係
→凶悪犯罪がマスコミをにぎわす時、警察が不祥事などを隠すときではないか?
・保険会社の商品
→モロ、将来に対する不安に掛け金を設定して、商売をしているわな
・アメリカにおけるアラブ諸国への不安煽り
→軍産複合体のニーズ?
・日本の国防と北朝鮮、中国脅威論
→防衛省とアメリカ軍産複合体のニーズ?
・メタボリックシンドローム(生活習慣病、予防医学)煽り
→製薬会社の新たなマーケット
・美容関連(化粧品、エステ)
→美が衰えることへの恐れをたくみに刷り込んで(恐喝して)、効果が明らかでないものを売りつける
・精神医学
→国民総ウツ、国民総統合失調症か?無限に広がるマーケット。やったね!
何か”人を不安にさせるようなことを言う人”とか、脅威をささやくものには注意した方が良さそうな気がしてくる。
その意味では、中国産食品の脅威を煽って、得をする(している)人間がいるはずだ。