手塚治虫の名作”火の鳥”にインスパイヤされたテクノミュージシャンSystem7のコンセプトアルバムが手塚氏の長女”手塚るみ子”が主催するテクノレーベルMusic Robitaから発売された。
System7の名前は以前から聞いたことがあったが、Music Robitaは知らなかった。ロビタのアイコンいいな。このアルバムのジャケットもモロにあの火の鳥だ。
しかし、いかんせん内容が伴っていない。
名作の音源化であれば、もうちょっとマシな作りがあるはず。ドッチキリズムにイージーギター、ありがちパッドシンセ、ふわふわシーケンスのなんちゃってテクノじゃ、誰も納得しないだろう。
これが、どマイナーなインチキレーベルならまだ良いが、Robitaのアイコンや手塚プロダクションのお墨付きでリリースされてるんだから悲しい。
「なんだか泣けてくーる、思わず泣けてくーる」
※火の鳥と言えば、富田勲先生のクラシカルシンセアルバムがある。こちらの方がはるかにスケールもアイディアもテクニックも素晴らしい。
収録曲は、曲目だけ眺めてる分には、かなりキテル。（好きだ。こういう悪ノリ）
・HINOTORI
・SPACE BIRD
・SCRAMBLE
スクランブルダンス！
・MASATO ETERNITY
永遠のマサト？
・SONG FOR PHOENIX
・STRANGE BEINGS
・CHIHIRO 61298
ロビタの魂、チヒロ
・MAKIMURA-SPACE PILOT
暴虐の限りを尽くし、罰を受け続ける男"MAKIMURA"
・WOLF-HEAD
わぬし、クチイヌ
