出た！アメリカン（ハード）ロック
ドンシャリなドラムに、全体的に掛かったリバーブ。分かりやすいメロディ。
思い出の詰まった一枚なのである。以前、所有していたことがあり、買戻し。
父が在りし日の思い出、父がアメリカに出張に行くという。
父「お土産に何がいい？」
私「何かハードロック/へヴィメタルのCDがいいな」
父「何を買ってきたらいいんだ？」
私「何でもいいから、ジャケット見て、長髪が映ってたらメタルだから分かるよ」
この時点で、アンスラックスとかスレイヤーとか、そういうむさ苦しいメタルを期待していたのであったが、結果、ゲットしたへヴィメタルのCDがHEARTなのであった。w
「これメタルじゃないよ、とおちゃあぁぁん」
父には悪いが、ちょっと落胆したのを覚えている。
しかしCDショップで悩んだであろう父の気持ちを想像すれば、あまり無理もいえない。
「うぅぅん、ちょっと外したか」と渋々再生を繰り返しているうちに、好きになった。
自分では、絶対に買わなかったであろうアメリカン（ハード）ロック。女性ヴォーカルなんて女人禁制のハードロック/へヴィメタル部屋では、禁じ手なのであった。
父が出会いを用意した別世界のアーティスト。Heart
ある音楽を聴きたくなるっていうのは、こういった思い出が作用しているのだろう。
