DNAが人間の将来を決定する未来社会の物語。
あらかじめ持病や性格や、社会的な位置づけまでもが決まってしまう、新しい差別。
劣性なDNAを持ちながら、宇宙飛行士への夢を追い続ける主人公のヴィンセントと、パーフェクトなDNAを持つ弟、ヴィンセントに遺伝子を提供する車椅子のドナー。DNAがすべてを決定する社会に違和感を隠さない人々の織り成す感動的な物語。
決定論的な科学の人生に逆らい、ほんの少しの可能性にかける。苦労して他人に成りすます。ヴィンセントの嘘を分かっていながら、許容しようとする恋人、検査官。
「ヴィンセント、遅れるぞ」の一言が泣ける。
おすすめ！
参考サイト
※GATTACAってタイトル、塩基配列らしい。やっぱり？
完璧なDNAを持つ弟はどうなったのか。
ヴィンセントを送り出した検査官、彼女は？
車椅子のドナーは、果たして自殺するしかなかったのか？
地球上にDNAはひとつしか許されないから死んだ？
1年の任務を終えて地球に戻ってきたヴィンセントは、ドナーの自殺を知ったらどうする？
元の自分として生きるのか？成り代わった人生を続けるのか？
なんか含蓄がありすぎて勿体無いエンディングだ。
こりゃ、GATTACA 2があるのか？
