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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

父帰る

公式サイト
ロシア映画
12年ぶりに突如戻ってきた父に戸惑う少年。父の誘いで3人の旅に出る。
厳しく、一方的で、唐突な父に反発しつつも理解しようとする。少年期のアンビバレントな心情が描写されている。映画のモチーフは父親殺しかな。
・・ってホントに父を殺しちゃうんだけど(ちょっとした事故で父が死んじゃう)
12年の間に何があったのかや、父が亡くなってしまったあとの少年、母の生活はどうなったかなんていうフォローは全く無しで、終わっちゃうだな、この映画。なんかシュール。
映画のコピーで語られている「なぜ」に一切応えない。映画を見ても答えは無く、それぞれが感じたフィーリングが答えだってことかな。
父帰る”は、少年たちの前に突如父が帰ってくるという意味合いの他に、大人になった視聴者の前に、昔感じた”父の感触”が帰ってくるという意味だと思う。
ゴリっとしてて理解不能で、怖い父。