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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

列車に乗った男

公式サイト
立場もそれまでの人生も異なる2人の男が、少ない言葉を交わしながら、それぞれの人生を全うする。
1人は手術の失敗で、1人は強盗計画に失敗して射殺。ただそれだけの映画だ。
爆発も殺人も何も仕掛けが無い映画だけど、日常のちょっとした微笑や意見の衝突や、そして最後は淡々と死ぬということ自体がドラマ。退屈な日々に突然訪れる死こそが、実は最もドラマチックだったりする。挿入されているピアノの曲も静かで美しい。
こういった映画が様々な賞を取るって言うのは不思議な気がするが、なんとなく嬉しかったりもする。
(お金を払って劇場で見たら、また違った感想なのかもしれないけど)