KORNの3rdアルバム。
舐めた構成なんだ、これが。
1-12曲目までが5秒ずつ無音で13曲目から曲が始まる。アーティストの意図通り、「なんだこの不良品CDがぁぁ！」としばらく怒りまくったよ。
曲調は、1stのパンテラチックなへヴィメタルからずいぶん変わっている。”奇妙なサウンド”ってのが第一印象。
その昔、ジャパニーズヘヴィメタル界にDOOMという妙な音を聞かせるバンドがあったのであるが、この取り止めのなさはちょっと似ている。あ、バケットヘッドっていう謎のギタリストがやってたノイズバンドにも似てるかも。なんっていったっけな、ファンキーなバンドだったな。ジョンゾーンとかのやってたアグレッシブ、ファンキー、実験サウンドにも通じるものがある。
たぶん、聴いた人それぞれの引き出しで、色々な感じ方をするアルバムなんだろうが、以前よりもヒップホップというか黒人音楽のエッセンスがより強く出てきているし、ポップと言えばポップ。（音は全然へヴィなんだけどね）
妙な吐息や囁きでちょっと病んだボーカル、妙なエフェクトギター、図太いグルーブ。確かに「フォロワー達よ、俺たちに付いて来れるかぃ」っていうアルバム。
こうなると、初登場でいきなり全米3位を取ったと言う2ndやライブアルバムも気になってくる。
全アルバムを購入して、この人達の歴史をトレースするのも面白いかなぁと。
