Web2.0がもたらした一番重要なことは、人々の行動様式の変化である
〜（略）〜
革新的ITビジネス論
だってさ。
書店で目次部分の「ウェブの進化より大切なこと」とのキーワードで即買い。
つまり、”ウェブの進化”のトンチンカンを思いっきりこき下ろしてくれると、期待したのであるが、とんでもない、もっと酷いWeb2.0本がここにあった。
全ページ数のうちの半分まで我慢したところで、読むのを止めてしまったほどの強力な抑止力。
ブログ、SNS、ポッドキャストだのロングテールだの・・自分がやってることの紹介と、ちょっとした将来の見通しを加えて、さらに筆者の「アマチュアがプロを凌駕する」みたいな心情が加わって、”いかにもアマチュア”な本になってしまったという感じ。
じゃー、この人どんな素敵な記事をBlogで書いてるの？と見てみたらこんなページが。
もう、こういう言説を目にするたびに、「あー、（技術的な話ではない）Web2.0ってますます怪しいな」って感じてしまう。
もっと具体的に、RSS、ajax、トラックバック、RESTとかタグ付けの可能性とかを、技術者が目を輝かせて語ってるblogの方が好きだなぁ。
googleの社員の言葉として別の本に載っていた「あるシステムについて語るヤツよりも実際に動くものを作るヤツの方がエライ」のである。語ることの何千倍も作る事の方が大変なんだから。
