y-matsui::weblog

電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

ajax(えいじゃっくす)

「ブラウザ上のプログラムが非同期でXMLを使ってサーバーと通信するよ」っていうこと(らしい)
Webブラウザで動作させるプログラムとして古くから存在していたJavascriptが、DynamicHTML、XMLという技術と出会ったら面白いことになっちゃった。・・っていう驚き
リッチクライアントとかGoogleMapsとか何やら活気がある。
一躍有名になっちゃったajaxさん。持ち上げられるにはきっと本人が気づかない魅力があるはず。
それは多分、世界中のWebコンテンツを表現しなければならなかった事情(UTF-8)と、ローカルPCやサーバで動作するデータベースから距離を置かなければいけなかった事情(XML)、OSに関係なく動作を保障しなければいけなかった事情(ブラウザ互換)なんかの色んな彼の境遇が、知らない間に彼をこんなに立派な存在に仕立てたんだね!ってこと。

JavascriptなんてWebブラウザの世界だけのチンケなスクリプトだぜ」
→彼はそれでもオブジェクトを志向し続けた
Javascriptなんてローカルファイルにアクセスできないんだぜ」
→リモートコンピュータ同士を繋げるのが彼の世界になった
JavascriptなんてOSのAPIを使えないんだぜ」
→HTTPだけで何が悪い!ネットワークはコンピュータなんだぜ(個々の事情はOSなりデータベースなりあんたたちが処理すればいいのよ)
→ブラウザのメモリが俺の世界だ

そしてWebブラウザがアプリケーションの顔になり、JavaさんもVBさんも、PHPさんも、ASPさんも、Javascripさんに値を貰ったり、評価して貰ったり、描画してもらったりする存在になっちゃった。

※回線が高速化して、クライアントとサーバの距離が近くなったこと
(ページ単位ではなく、要素単位で通信しても良好なレスポンスが得られる)
※クライアントPCが下手なサーバよりも高性能になっちゃったこと
(サーバよりもクライアントで処理させればいいじゃん!ってこと)