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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

ギルティ

ある山荘で起きた殺人事件から発展するサスペンス。ドイツで制作されたナチス絡みのストーリーということで、期待が高まる。いやぁ、しかしアメリカ映画と違ってギャグも無いしで、ひたすら事件の真相に向かっていくあたり、生真面目ですな。(たぶん、テーマがシリアスだからふざけられないんだろうけど。)
・・・で見終わった感想。
「へ?」
ナチス時代と同じく、現代にもネオナチがいるよ」ってことだけですかぃ?
予告編を後で見ると、”裁かれるものと裁くものの間の戦争”とか”ナチスSSの亡霊”とか、いかにも政治的な報復が錯綜している映画だと錯覚する・・・が、本編を見たあとの感想としては、「それって言い過ぎじゃ」と思えて仕方が無い。戦争で殺された側の次世代が、戦争当事者に報復したいとか思うのは自然な感情だとして、”戦争と関係のないはずの世代がネオナチを形成していること”の意味や原因はあまり説明されていない。この辺、もっと掘り下げてたら深かったのかなぁと。

ドラマ中のセリフで気になった部分をメモ。
「お父さんの過去は君とか関係ない」
ナチスの所持しているだけなら罪にならないが、袖に手を通すと罪になる」
「目的のためには手段は選ばず」「それって危険だわね」