y-matsui::weblog

電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

安価なWebアプリ提供のためのゲリラ的選択

Windowsの世界では(Unixもか)、DBといえばOracleと相場が決まっている。
WindowsでWebアプリを開発すると言えば.NETと相場が決まっている・・らしい、多分(ホント?)
Oracleを使って、いやこれはMSSQLサーバーでも良いんだけど、WebDBアプリと作ろうとすると、ライセンスのコストが顧客にそのまま反映されてしまう。これ、かなり高い!。
下手すると、開発費よりもライセンス費の方が高いとか、えらいことになっちゃうんです。
・・・で誰でも考えるのが、フリーソースのMySQLとかPostgreSQLの採用なんですが、これがまた技術サポートの有無や性能保証の無い”自己責任”の世界。(汗)
Webアプリの開発環境として、.NETに行っちゃうと、クライアントは必然的に.NETフレームワークをセットアップしたWindows2000とかXP専用になっちゃう。これも顧客企業にとっては大きな縛りになっちゃう。

そこで採用したのが、(今更の)ActiveServerPageとPostgres(Windows)。
金の掛からない、かつそれなりに枯れた技術でもあり、稼動実績も自社ノウハウも問題なし。
DBアクセスがODBCってのも気になる部分だが、Postgresの企業向けパッケージであるPowergreSQLであれば、ODBCアクセスも一応サポートしつつ、価格も25万円程度で同時アクセス128までと十分。
ASPでゴリゴリとスクリプトを作り、postgreに接続すると・・・
これが結構高速に動作する。感動である
AccessMSSQLOracleならADOだのDAOだのでDBの違いを意識しなくてもOkなのだが、そこはLunux系DBにODBC接続ってことで、ちょっと様子が違う。カーソル関連の便利なメソッドは使えないので、SQL一発投げてゴリゴリっていう世界。

曖昧検索のSQL文が違ったり、日付検索の方法が違ったりとか、色々と勉強になりました。
MSDEMSSQL)なんかよりも全然高速に動作するし、ちょっと複雑な操作をしたければPLSQLを仕込んでおいて、DB上で爆発させちゃえば楽チン。トランザクションなんかも使えるので、ほとんどpostgreでオッケーって感じ。

ASP+postgreって結構いいいなぁ。得意技にしようかなぁ。
PHP+postgre(on Linux)ってのがやっぱり王道かなぁ。でも顧客にLinux環境を導入させておいて、顧客自身が保守できないってのも問題だなぁ。
かといって、WindowsIISPHP+postgreってのも、異種格闘技っぽくて強引。(笑)
※「誰が保証してくれるの?この組み合わせ」・・・っていう意味でとっても不安