TVを見ていて、Webサイトを参照することが良くある。
この時、Webサイト（サーバー）ではどんなことが起こっているか、具体的なデータから導かれた結果がある。
とあるサイトの場合、TVで特集された直後の1時間の間で、普段の一日のアクセス数と同様のアクセス数を稼ぎ出していた。時間当たりの平均値で言えば、なんとアクセス数が24倍である。
これは、サイト管理者（ネットワーク、サーバーなどの設計や負荷分散を担当するもの）にしてみれば、悪夢のようなピークトラフィックである。
それから、単なるWebコンテンツ（情報提供）ではなく、何かの申し込みなどの導線（Webサイトの最終目的）へのアクセス率はどうなっているかと言うと、こちらも通常時の4倍の確率にUPした。
もちろん、TV放映の内容や視聴率によって、効果は全く代わってくると思うが、TVというマスメディアがWebサイトに及ぼす影響というのは、（うすうす感じてはいるが）相当大きいことが分かる。
それからもうひとつ、Webサイトに対する効果で恐ろしい影響力を持つものと言えば、Yahooトップへの掲載がある。
こちらは、恐ろしいことに、トップに掲載されているほんの数十分の間で、一日のアクセス数の4倍をたたき出したことがある。（時間当たりで換算すれば、72倍のアクセス数）
さすがにこのときはWebサーバーが数回リブートを繰り返したが、yahooに掲載されるような”ビッグネームのサイト”や、事件などでリンクが掲載されてしまうような企業のサイトは、DoS攻撃並みの恐ろしいピークを想定しなければいけないということだ。
さらに調子に乗ってついでにプチネタ。
Webサーバーが悲鳴を上げ始めて「ん？なんだなんだ」と原因を色々調査していたら、2chにスレッドが立ち、リンクされてたなんていうのもある。
2chでネタにされている会社のサイトっていうのも、DoS攻撃を受けているようなものだ。特に2chでは誹謗・中傷ネタが多いので、興味半分でリンクされたサイトを参照しようとするってことは、リンク先のサイト管理者にしてみれば、2ちゃんねらーが攻撃に参加しているようなものだ。
