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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

火の鳥公式ガイドブック/監修:手塚プロダクション

悠久の時に刻まれる生命の謎と真実・・
火の鳥は、ハードカバーと単行本サイズで全部読んだ。ビデオで出ているものも見た・・って言うくらいに大好き。
今、NHK総合でやっているらしいが、知るのが遅かった・・。知ってれば全部DVDレコーダーで録画したところなんだけど。
・・・で公式ガイドブックというだけあって、各編の登場人物(集団自殺したロボット”ロビタ”まで網羅!)や未発表の作品、エピソードに対する考察などなど、なかなか充実している。
輪廻転生、因果応報、不老不死、下克上、革命思想、共産主義、仏教、管理社会・・・手塚治虫が一生をかけて紡ごうとした物語は、かなりの”歴史的な普遍性”を持っていると思う。
異なる時代設定、ディテール、登場人物の性格でありつつも、同じテーマの変奏曲であるかのように火の鳥が時間を繋ぐ。傑作ですな、やっぱり。