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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

しくじった!?

マイホーム計画の最近の事情
希望する間取りや設備のスペックなんかをまとめた資料を送付、提案、概算見積もりがあがって来ている
・・・のはありがたいのだが、妙な現象を発見
ローコストでおなじみのあの会社やこの会社は自社基準で出したような、リアルなばらつきがあり、予算額を下回る金額をそれぞれ出してきている。
それ以外のあの会社やあの会社などの、有名どころは、予定金額にきれいにあわせた見積もりを出してきている。
「予算フルフルに使っちゃえばいいですよねー所長」
「おぅ、いっとけいっとけ」
なんていう先方営業マンや所長さんの声が聞こえてきそうだ。(幻聴か?)
もう、露骨なところなんて、その他と言われる部分だけを先に出してしまって、”建物本体”の項目だけが空白なわけですよ。・・で予算額が○○だから、建物本体に△△掛けられますねぇなんて言ってる。
「冗談じゃないわけですよ」
露骨に自社分の算段というか、目の前でそういう出し方をするなっていう。
「当社は、後から値引きなどはしませんので」とか「お客様と金額で駆け引きしたくないので」なんていいながら、かなりぶっちゃけな失礼な算出の仕方じゃないのか?
自分が公共団体の一般競争入札に参加する場合なら、こうではない。自分たちが入札仕様や予算取りの見積もりを出させてもらっている場合でも、予算よりも努力した金額で、ライバルに負けないように精一杯のコストダウンを考える。参加企業がみな一様に予算いっぱいで出して、談合で決めた会社に落ちるならこういう横並びが起こってくるだろう。
要するに自己資金や親フォローの金額なんかをリアルに書きすぎたのが失敗の原因だ。

昨日買った住宅業界本にも書かれている。
はじめに提示する予算は、(後の設計変更などを見越して)全体の8割程度で出しておく。
自己資金が1000万ある場合でも、500万と申告しておくこと
・・などなど
金額をあらかじめ伝えておくと、各社、これに合わせた見積もりを持ってくることなどもミステリーとして書かれていた。
実際におこっていることそのまんまだ。うーん、しくじったか
こういうところでもグレーな感じが出ちゃってるな。この業界。
客の予算を把握しておくことは非常に大事なんだろうが、金額をぴったり合わせなくたってもいいよな。
より少ない金額を提示したメーカーが勝つっていう感覚がないんだろうな。
「価値を認めさせれば、予算いっぱいでも取れる」っていうところか。
それとも、「(本来はもっと高額な商品なんだけど)お客様の予算にあわせて値引きさせていただいてます」なんていうことなんだろうか?
なんであれ、今後の話の中で設計変更に伴うコストアップってのは十分に考えられるわけだから、現時点では、予算の8割でふるいにかけてみよう。

※8割で出しておくのは、住宅本体以外のその他工事やら付帯工事やらで、3割程度のコストがかかってくるからという話だったかもしれない。