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STABAT MATER / KARL JENKINS

STABAT MATER / KARL JENKINS
Mr.アディエマス”カールジェンキンス”先生のアルバムが出た。
・・っていうか2008/3に出ていた。おいおい、教えてくれよ。
東芝EMIのクラシックレーベルからというのが渋い。
邦題には”アディエマス〜カールジェンキンス”なんてコピーが書かれている。
「汚いなぁ。アディエマスじゃないじゃん」(前作のレクイエムもそういう扱いだった)
アディエマスってのは、カールジェンキンスという天才作曲家と、ミリアムストックリーという天才ヴォーカリストの奇跡のコラボレーションなんであって・・・略
などと思って、視聴してみたわけですよ。
いや。素晴らしい。前言撤回。
1曲目、アディエマスでおなじみの曲が、ミサ曲のように荘厳に始まる。
2曲目、アラビックなメロディにグッと来る。
この時点で購入は確定したわけであるが、自宅でゆっくり聴くと更に素晴らしい。
ミリアム云々じゃなくって、新生アディエマス

1:悲しむべき魔法
「あ?あの曲か?もしかして」なんていう感じで始まる。
フルコーラスが入ってくる時点で、ぐぐっと感情が高ぶり、涙が出そうになる。何でだろう。喉の奥がぐっと締め付けられ、体温が熱くなる。
アディエマスの原曲から遥かにパワーアップした感動。
地球レベルの鎮魂歌ですわ。

2:魔術
アラビックなボーカルが最高。魔術っていうよりも、祈りの曲に聴こえる。

7:そして御母はすすり泣く
アディエマスの曲なのだが、”キリストを失ったマリア悲哀”というこの曲のテーマが伝わる素晴らしいミサ曲に仕上がっている。

9:暗闇で迷いましたか?
西洋meetsアラブ
Mother Netureのおおたか静流。知らないか。

12:天国の栄光を
ジェンキンス節炸裂。ホーンの使い方、ベースの動き方。
映画のエンディング的高揚感。天空に舞って行ったよ。
悲しさっていうよりも、すがすがしい。なんでだ?