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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

Solaris10(x86)のこと、ちょっと調べた

Solarisが無償になった。」という情報も、すでにかなり旧聞なのだが、今回、Solaris 2008.05とOpenSolaris 2008.05を入手した。前者は2GBのDVDイメージ、後者は700MB程度だ。
最新のUnixOSを無償で確かめられるのだから、かなりありがたい。
1000万行のソースコード、5億ドルの開発費を投入したSolarisの最新版を、なぜ無償で提供するのか?
答えは、アップデートやサポートが有償なんですな。ユーザ(パイ)を広げて、市場自体を広げる。情報インフラを構築するソフトウェアだから、圧倒的なシェアが大事なことは、M$の例で実証済。
インターネットサーバとしてSolarisを使いたい場合が多いだろうから、無償入手で検証した後は、アップデートやサポートの契約をすることになるんだろうね。

※アップデートは無償(ユーザ登録は必要)で出来ることが後ほど分かった

■入手とインストール
入手:サンマイクロシステムズ Solaris10概要
インストール:ZDNetJapan第1回:まずはSolaris 10をインストール!--Solaris 10で行こう!
日本語の情報:OpenSolaris Project: 日本ポータル

■何ができる
apachetomcatはデフォルトで入っているため、Webサーバ、Webアプリケーションサーバとして使える。
・データベースはMySQL,OracleSybaseなどの商用DBに対応。postgresは?
・バイナリ互換でLinuxのソフトウェアが動作する(らしい)→Project Janus
含まれるソフトウェアのリスト
Sun Java System Application Server
Java EE 5ですって!知らないけど
Sun Java System Directory Server Enterprise Edition
ディレクトリサービス、ロードバランス、仮想化等高信頼性を担保するインフラのためのサービス(かな?)
Sun Java System Message Queue Enterprise Edition
メッセージキュー。ERPとかなんとか。知らんわ
Solaris 10 用 Java Desktop System, Release 3
デスクトップアプリ。GNOME2.6,StarSuite7、Mozilla
Sun Management Center
管理機能。集中管理、アクセス制御、自動再起動やら。

うーん、いやいやそうじゃなくってさ
bind、sendmailpostfix、qpopper、phpmysql、postgresとかは含まれてるんですか?ってことが知りたいのよ。
あ!こういうこと言うと、「Linux使えよ!」ってことになっちゃうのかぃ?。

■サポートが必要ならいくらかかる?
無償:
登録制で商用ライセンス、セキュリティ上の修正、ソフトウェア更新

Basic :$120
90日間のインストール/設定サポート、1システム1人を対象にオンラインスキル自己査定

Standard :$240
電話サポート週5日、1日12時間、Web講習1コース、オプションでトレーニン

Premium :$360
電話サポート年中無休、1日24時間、さらに高度な技術訓練サービス

セキュリティパッチの提供だけ必要、顧客に提供するならサポートに入っておきたい。トレーニングとサポート費を一緒にするなよと突っ込みたいところ。
いや、ユーザを育てることが、技術者集団として高品質なサービスを提供する大前提になるんでしょうな。分かります分かります