y-matsui::weblog

電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

食品偽装の問題

毒餃子の問題が再び表に出てきた。
中国国内で、日本国内と同じ状況が出てきたようだ。
・・でマスコミ各社は、「そらみたことか」と言わんばかりに報道合戦。
確かに「そらみたことか」なんだけど、これによって相対的に隠されている問題があるように思う。
国内で以前からある問題だ。
鯛という名のマンボウ アナゴという名のウミヘビ 食品偽装の最前線――魚・肉・野菜・米 (晋遊舎ブラック新書 3) という本に書かれている内容は、相当にショッキングだ。
国内の食品加工業者の怪しさ。ブラックな稼業との関わりや、あきれた手口のオンパレード。
代替魚に始まり、奇形魚、汚染牛、薬物、ポストハーベスト、放射線照射。
中国や米国から輸入している原材料、加工品が酷いだけじゃない。
食品業界そのものが、やったもの勝ち体質なんじゃなかろうか。

そもそも先に挙げた本を知ったのは、たかじんのそこまで言って委員会で紹介されたから。
筆者のことを、出演者の三宅氏は”大変屋”と表現した。
「大変だ大変だ」と騒ぎ立て、利益を得るような輩のことだ。
センセーショナルに騒ぎ立てるという面もあるだろう。だって、今までの調査や発言が、やっと認知されるようになってきたんだから、声も大きくなっちゃうよ。
三宅氏の大変屋発言は、「その先を提示しなさいよ」という意味だと思う。
先の本を読んでも、その答えは書かれていなかった。
日本が、中国や米国に食料を依存しなければ立ち行かないのは事実。
代用魚でも何でも食べることでしか、安価な食事を供給できないのだろう。
いまから、(仮にね)「じゃ、食費に10万円/月掛けられますか」といっても無理な相談だ。
ただし、奇形、薬物、病気、放射能、DNA組み換えはやめておこうよ。
フードマイレージが高くたってしょうがない。自給率低いんだから。
全部情報は出してくれよ。隠したり、騙したりしないでさ。