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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

マジシャン”セロ”

セロというマジシャンがTVに盛んに出ている。凄い。面白い。良く考えられているし、誰もが楽しめる。嫌な思いをする人もいないはずだ。
水槽に手を突っ込んじゃうなんてのに驚いていたら、カツ丼をうどんに変えたり、スパイダーマンになっちゃうわで、やりたい放題の妄想ワールド。
「んなわきゃねぇだろ」の連発だ。
セロのマジックをやらせだとか、映像編集だという指摘があるが、一体いつから”TVが真実”であることを期待されているのだろう。
写真でトリックが可能であるように、動画でもトリックが可能だし、積極的にそれらを楽しむことも可能だ。
色んな人を巻き込んで、権威付けやら、大掛かりな舞台やらを用意すればするほど、信じやすくなるってうのが、本当のトリックのような気がする。
セロは自らをマジシャンと定義していて、人を楽しませたいと願っているように思う。
ニュースにおける誤報とか、政治判断のミスリードとか、宗教やオカルトの番組はマジックですらない。
楽しくもないし、多くの人を積極的に騙そうとし、利権が渦巻き、害悪を垂れ流す。
真実を語る顔をして人を騙すTV制作と、人を楽しませようと大掛かりな仕掛けを用意するTV制作はどちらがより悪質だろうか?。