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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

ツチケンモモコラーゲン/さくらももこ+土屋賢二

ツチケンとさくらももこの対談。
この対談、哲学者”ツチケン”、ベストセラー作家”さくらももこ”の女性上位状態である。
なんの話だ。態度の話だ。
ツチケンが、いつも通り、低姿勢で、自虐的で、誠実なのに対し、さくらももこは(演出なのか)がさつで、遠慮が無く、タフな面を見せ付けるかのような、ガハハ女ぶり。
オフの場面では、とっても誠実で遠慮がちでと描かれているので、演出なんだろう。たぶん。

さくらももこといえば、ちびまる子ちゃんであるが、自分はちびまる子をそれほど熱心に見ていないし、どんなに凄い人なのかが分からなかった。
しかし、本作の”ツチヤ先生がうちに来た!!”を読んだら、爆笑。
文才が爆発している感じがする。
ちびまる子に出てきそうなエピソードだ。「ヒロシ。いい味出してる」「犬が骨折。笑える」「息子のマイワールド自慢、最高」
対するツチケン先生も一箇所、ニヤリな部分があった。
「わたしの家で塵が無いところといえば、水道管の中ぐらいだ」というフレーズ。
このフレーズを思いついたときには、絶対にニヤリとしたはずだ。ツチケン
この対談中、意外なことに、さくらももこが”存在に対する問いと自分の回答”を披露する部分がある。
哲学者”土屋賢二”の得意分野だ。
「問い自体が存在しえない」ウィトゲンシュタイン節が炸裂する。いいねぇ。
問い自体が無効