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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

ALWAYS 三丁目の夕日

西岸良平のロングセラーコミック”三丁目の夕日”が映画化。(公式サイト
JUN君が駄菓子屋のじいさん”茶川”の役ということで、期待していた。
原作は、記憶や想像や妄想の世界に深く入っていくような、とても精神的な趣の作品。
映画の方は、分かりやすく30年代のあったかい人々を描き出した感動ドラマ。
泣き所は(自分の場合)4回くらい。波状攻撃的に攻めてくるものだから、結構泣き疲れる。JUN君も情けないやら、シンパシーをおぼえるやらで”やっぱりいい”し、子役の天才的な演技も完璧だ。薬師丸ひろ子堀北真希も良い。何故かキム兄やらピエール瀧なんかが出てくるキャスティングが謎。
この映画に描かれる(ノスタルジックな)30年代がリアルかどうかは確認のしようがないが、貧しいながらも一生懸命助け合って生きてる姿は、たぶん多かれ少なかれ、誰にでも当てはまるんだろう。
その姿が悲しくて、美しくて、力強い。
良い映画を観た。