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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

タッチオブスパイス

公式サイト
”本国ギリシャタイタニックに続く2位の興収”
人生は料理と同じ、深みを出すのはひとつまみのスパイス

スパイスで人生哲学を語り聞かせるトルコ国籍のじいちゃんと、ギリシャ国籍の少年。
キプロス問題で息子の方の家族は国外退去の目に遭う。政治のうねりと淡い恋愛。
この物語のあらすじは監督の人生、主人公は監督との情報が。
じいちゃんが語った人生のスパイスが物語のどこに関係しているのか、あまり良くわからない。
「塩のように見えないながらも大切なものがある」なのか「意外な味付けが効果的」だとか
期待しすぎたのか、ちょっと拍子抜けであったが、映像も美しいし、抑制の効いた落ち着いた映画であった。
映画の宣伝で「みな泣いた」みたいなことが書かれているが、この映画で泣くところってあったかなぁ?
※歴史を共有していないから、政治的なこととかわからないのと、実際に国外退去を体験した世代が自分の人生と重ねて涙を流したのか