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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

次にドキュメント管理とリンクするのは3Dモデルかな

地図、高精細画像とのリンクにほぼ目処がたったので、次はモデリングデータとかCADかと思っている。
文字情報以外でデータベースにクエリを送信するインタフェースが面白いのである。
機械部品の展開図やマニュアルを3Dで作る。図面はもちろんのこと、分解方法のビデオがリンクしてもいいし、クレーム情報が検索できても良い。箇所名や部品番号をキーにして検索をかければ良い。
ドキュメント管理システムでは、分類ごとにフォルダ分けされており、3Dモデル上のクリックしたポイントのキーとフォルダキーの組み合わせで動的に検索結果が変わる。
3Dをインタフェースにして、関連情報を検索する用途を思いつきでメモしてみる。

■3D施設管理
施設(建築物)などを3Dモデルで表現。3Dオブジェクト内にリンクを貼りまくる。
従来は、オブジェクトのIDと検索される文書の方にもIDが必須であったが、単語で指定できるのが新しい。IDでも良いし、部分の名称でも良い。
3Dモデルで施設を構築した例として、地下街の案内や、計画中の橋梁がある。

■埋設管など普段は目に見えない部分のモデル
埋設管(ガス管、水道管、バルブ)を3Dモデル化し、保守・点検記録を配管番号やバルブ番号、需要家名でリンクする。3Dオブジェクトには検索用のキーを付与するだけなので、煩雑なリンクを管理する必要がない。検索結果として位置図、住宅地図などとリンクするのも良さそう。
DBを核にして、関連情報をリンクできるのが特徴。

■3Dマニュアル
飛行機、列車、自動車などの組み立て方法、注意事項などを3Dモデルからリンク。
ページ構成のマニュアルから動画やモデリングデータに飛ばすのではなく、モデルからマニュアルやら動画に飛ばす(実際にはDBにクエリーを飛ばす)方が分かりやすい。
特に複雑な形状を持っており、技術が集積している機械部品が対象。

※実際に、航空・宇宙分野や電車車両の3Dモデルを作り、図面や文書の索引に使おうというアイディア(案件?)が社内で話題になっていたことがあった。