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共謀罪についてマスコミなどが騒いでいる

共謀罪強行採決されるかもしれない」
ニュース駅の例の男が騒いでいた。言論の自由を封じ込めるだのと人の発言(桜井よしこ)をズーミングして、何やら語りたそう。(人に言わすなよ・・・ニュースの常套手段か)
・・で「ん?共謀罪ってなんだべ?」という事で、複数のソースで調べてみた。
まず、一番話題にしてそうな2ch
なるほど、賛成・反対共にまつりごとになってるね。でも、ちょっと極論めいたバイアスが掛かってるみたい。
次にウィキペディア。さすがに百科事典だけあって、あまり過激な(私的な)説明は無いみたいだ。最後に政府(法務省)はどう説明してんの?ということでここここを見てみる。

治安維持法だの破防法だの、人権侵害だの、表現の自由だのと色んなところに飛び火し、憶測が飛び交っているという感じ。法務省の説明を見れば、きちんと対象が明示されているにも関わらずである。
普通に生活している市民のレベルで酒の席の愚痴やらジョークのレベルでしょっぴかれると不安視する方がおかしな反応であって、(素直に)テロリスト、暴力団インサイダー取引、ポルノ、カルト、悪徳業者を、事件実行よりも前にしょっ引くのの何が悪いと言うのだろうか?
妙な陰謀論や憶測、被害妄想で本当の悪者を幇助しているかもしれないことに、これらの過激論者たちは気づいているのだろうか?
オウムの時に、メディアは「破防法適用を許すと云々かんぬん」と騒いでいたが、我々に破防法が関係あったのか?銃刀法違反が関係あるのか?ましてや治安維持法なんていう単語を我々の両親や祖父母から聞いたことがあるのか?という話なのである。「刑事事件でなく、”話あっただけでも”というところに危険性がある」と言うのなら、まず対象となる罪名をチェックすべきである。どれだけの内容に自分と関係するものがあるのか?
むしろ”殺人を計画した人が、別の実行犯に依頼して殺人を遂行した場合に、計画したものの罪を追及できない”現実があるのであれば、「さっさと罪にしてしまえよ。」と思うのである。
原発を取り囲んで停止を呼びかけようと談義したり、食の安全を確保するため企業前に座り込もうと相談したり、パレスチナ民衆を支援するためカンパ・寄付を集めようと相談しただけで・・・などなど、「つかまっちゃうんですよ!」なんて呼びかける前に、「んなヤツやかなり特殊でしょ」ってこと。
市民運動家、宗教団体、暴力団などなどがまず該当するんですな、法務省の目論見通り。
そこから先、一般市民の戯言ごときに波及してくると騒ぐ方がどうかしてることない?
まず、本当にあぶねぇヤツの罪を罰せられる法律をつくろうよ!のどこがおかしいんだろうか