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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

Rising in the East / Judas Priest

メタルゴッド”ジューダスプリースト”が2005年5月に武道館で行ったライブのDVD。
グレン/KKのツインギターもロブハルフォードのボーカルも(?)以前のまま。
なんといってもマーシャルを響かせたパワーコードのリフが最高。
スコットトラヴィスのドラムも音が良い。タムの抜けが良く、手数の多さが良く分かる。
ミドルテンポの曲のビートが下手すぎる(特にターボラバーは素人バンド並にビートがよれている)のと、フィルインが突っ込みすぎで、バンドのグルーブを壊す場合が多いのが気になるんだけど。あ!ツーバスとか複雑なフィルインはバタバタした”あのRacerX時代のドラミング”が素敵です。
日本でのライブを特に意識するジューダスプリーストらしく、どの曲をとってもカッコいい。
ヘリオン(SE)〜エレクトリックアイに入ってくる部分は、相変わらずぞくっとする。ショーアップされたステージも、中3の頃に初めて見た全盛期のジューダスを彷彿させる。
エキサイター、ブレーキングザロー、ターボラヴァー、ペインキラーなどの代表曲が目白押し。
これにラブバイツやホイールバーニングなんかが欲しかったなぁ。
こういうバンドが30年間もシーンに君臨し続けられるってのも凄い。客席を見ると男ばっかり。うーん漢の音楽ってか。ともあれ全23曲、メタルゴッドを拝めて5000円なら安い。

さて、内容についての詳細情報。
エキサイターをライブ演奏で聴いたのは初めてのような気がする。ロブがアルバムのように”高音の雄たけび”を上げるのかとドキドキしていたが、完全な杞憂であった。まさかね、あの年で尋常じゃないハイトーンが出るわけないか。しかしまぁスコットトラヴィスのドラムは冴えまくりだし、ツインリードも最高。そのままペインキラーに突入。スコットさんのドラム最高!!。あぁぁ!ペインキラーもきつそうだなぁ、ロブ爺さん。(笑)。ヘルベントフォーレザー、リビングアフターミッドナイト・・でユーヴゴットアナザーシングカミングで締め!
おーーーー。なかなか爽快感のある一枚でござった。
最後の曲でもよれてたスコット君のドラム・・・素敵※
ライナーノーツを読んで知ったのだが、ロブハルフォードがJuadsから抜けるっていう事件があったみたい。
ロブが復帰して、アルバム”ペインキラー”の頃のベストメンバーで、バンド結成30年で伝説が復活した・・っていうことらしい。ちょうど、学生の頃にペインキラーショックで盛り上がり、その後はJudasが何をしているのか全然知らなかった。2005年に日本に来たことは知っていたが、ぜひ一度実物を拝みたいものだ。
次はいつ来るのかなぁ。結構あの人たちお年を召しているからなぁ。

※スコットトラヴィスの2ビートでのリズム感の無さは、アマチュアミュージシャン以下ですよ、ほんとに。
あの人、腕と足が非同期で高度に動きすぎで、単純なビートを刻めないんじゃないかと。フィルインは完全に突っ込みすぎ。明らかに別の拍で叩いてるぞぉ。若干突込み気味のスリリングなタイミングっていうレベルじゃないんだもんな。