ハードウェアフェチ魂を揺さぶる”かっちょいいアプライアンスサーバー”を発見。
その名を”エリクサーモバイルゲートウェイ”といい、約200万円。もちろん、企業向けである。マルチキャリアの携帯電話向けWebサイトを構築するための、データコンバータ兼リバースプロキシサーバーという感じで、Dodomoでおなじみの”CHTML”を作成しておくだけで、あとはEzWEBとかその他キャリア向けのコンテンツに自動的に変換して、携帯に送るっていう仕組み。
こういった”ニッチな用途（？）”にまでアプライアンスサーバーとして投入する心意気が気に入った。
各キャリアに応じたコンテンツを作るノウハウ蓄積（技術者への負担）、最新機種への対応などなど、結局は人件費に掛かる部分を、機械が吸収してしまうというのが良い。ひとつのURLにアクセスすると、ユーザーエージェント（携帯固有の識別コード）を読み取り、ユーザー機種依存の絵文字や画像フォーマット変換などを行う。
これをCMS（コンテンツマネージメントシステム）と組み合わせて、例えば、MovableTypeとmt4i.cgiの組み合わせで動的生成されたWebコンテンツなんかを、EZWeb対応とかボーダフォン対応とかって渋いね。
もちろん、大規模サイトでない限り、「すべてのキャリアに対応したWebコンテンツを提供したい」なんていうニーズは無いのだろうが、こういう手法があるって知っているだけでも、見積もり額に大きな差が出てきそうな気がする。
あ！これってひょっとしたらASP業者の付加価値に焦点を当てたサーバーなのかなぁ。
