5タンク目の開始、ジャンプの助走を得るために遠方に走らせている最中。いきなりのノーコン。
スピードが落ちないまま、ブレーキもステアリングも効かない・・・。サベージに追いつこうと、走りながら最悪の瞬間を想像した。「人がいなくて幸いだ」「受信機の電池か・・変えとけばよかった」「フェールセーフユニットつけておけば・・」など一気に脳が発火し、ありとあらゆることが駆け巡る。
目の前に鉄パイプで出来た柵がある。
正面から激突。エンジンがフルに回りだす。燃料チューブをつまんで強制ストップ。
ひょいっと車体を持ち上げる。
「なんじゃこりゃ!ぐしゃりとゆがんでいる」
ひとめ見るだけで異常に気づくほどのシャーシのゆがみ。
「これは、パーツ交換とかいう状況じゃないな・・・再起不能だわ」
良く見ると、メかボックスが割れ、サーボまでもが壊れている。もちろんスロットルリンケージも外れ、つけたばっかりのユニバーサルシャフトまで折れて外れている。
フロントのショックがゆがみ、再生不可能っぽい。
ギアボックスから後ろは正常に見えるが、何しろこれだけの衝撃を受けたパーツなだけに、再利用は怖い。
本日、サベージ25事故調査委員会を結成し、事故の再発防止を目指すと共に、車体の復旧を行います。
。費用面から、相当の時間を要すると思われますので、ドライバーはしばらく謹慎処分と致します。