自分にとって一番大事な曲に”いつか風になる日”というのがある。
今日、ヘッドフォンで没入するように聞きながら、南海の透明な浅瀬に、旧日本兵のさびた鉄のヘルメットが置いてあって、水面がきらきら光っている、そこに空から赤い花びらが降ってきて、はらっと落ちるイメージに襲われた。
ふと「この曲って物凄く深いんじゃ?」と思えたので調べてみた。
歌詞は、こうだ
平たく言っちゃえば、”私が死んだら、風になって、あなたのそばに、いつまでもいてあげる”なのだが
いつか風になる・・は以前から死後を意味することは分かっていたものの
ここやここに書かれているように、沖縄や奄美にかつてあった、風葬をイメージした曲だとは知らなかった。
かえらぬ ひのおもいを むねにいだくとき
はかなき あわのような さだめの ものたちも
はてしない みちをさまよえるのなら
いつもずっとずっとそばにいてあげる
やがて きっときっと とわは せつなに さって
だけど ずっとずっと ここにいてあげる
ただかぜがふいている