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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

元ちとせTOUR 2008 冬のハイヌミカゼ〜カッシーニ〜

以前のツアーから2年半ぶりに、現代のシャーマンが戻ってきた。
元ちとせツアー2008 冬のハイヌミカゼ 名古屋公演に行ってきたのである。
19時開演から21:20終了までの2時間20分。久しぶりの”生”ちとせを堪能した。
この人の唄は、本当に力を感じる。
最初の曲からパワフルに始まり、復活を印象付けた後、3曲目には、これまでずっと挑戦し続けていると本人が語っている”ワダツミの木”。最盛期の声ではないが、ワダツミを体全体で震わす姿、感動だ。
今回の公演は、ギター、ベース、ドラム、パーカッション、生ピアノ、チェロの構成で、チェロとピアノの響きが素晴らしかった。アコースティックベースとチェロとピアノときて、シャーマンの声。
歌の中に魂が入り込み、心に直撃する感動体験。
4回程、嗚咽でむせそうになった。
中盤には、三味線を弾きながらの島唄が披露されたのであるが、これが素晴らしい。
今日一番の上手さと言ったら、本人は微妙かな。
坂本龍一が提供した曲”静夜曲”なんかは、幻想的な青い光の中で、この世のものとは思えない恍惚の刹那。
何が演奏されたか、何曲聴いたのか、全く覚えていない。
ただひとつ覚えているのは、2時間超の感動的な体験をして、これからもハイヌミカゼを感じに足を運ぶと決めたことだけだ。