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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

プロデュースド・バイ・トレヴァー・ホーン〜ア・コンサート・フォー・プリンス・トラスト

凄いDVDだ。エレポップの歴史を概観できる夢のような一枚。
トレヴァーホーンのアーティスト生活25周年記念
おっさんが変わらない声で歌う”ビデオスターの悲劇/バグルス”で幕が上がる。
ピアノのイントロ、歌が入る部分、鳥肌モノだ。何故だか泣けてくる。幸福な涙だ。
生アートオブノイズ、初めて姿を見た、謎のドイツ人プロジェクト”プロパガンダ
もう、これだけでこのDVDを買う意味がある。
バグルス、アートオブノイズ、プロパガンダでノックアウト。
プロパガンダのマブーセは、アコースティック、サンプリング、オーケストラで凄い臨場感。
バグルスプロパガンダ、おじさん、おばさんになっても”そっくりそのまま”歌えるし、醸し出す雰囲気も当時のまま。ZTTレーベルのアーティストって、スタジオ録音系のミュージシャンだと思っていたのが、全部生で再現できちゃってるのが凄いところ。

まだまだ凄いゲストが参加する
ティーブハウとトレバーラビン、アランホワイトが演奏する、90125イエスの”シネマ”、”ロンリーハートwith生オケヒット”
たまらん、たまらんよ、コレは。
当時、MTVのクリップでしか見ることが出来なかった曲を、こうやって20年の時を経てライブで見れるなんて。
ショーアップされていない"普通のねぇちゃん的"t.A.T.uもいいねぇ。
本DVD最後を飾るスペシャルゲストが、フランキーゴズトゥハリウッド
ほとんどメディアに登場しないことで有名だったゲイ兄さんたち
トゥートライブス、リラックスを演奏して去って行った。かっちょいいぜ
(特典映像の再結成ドキュメンタリーで知ったのだが、このフランキーゴーズトゥハリウッドのメインボーカルは、オーディションで獲得した新ボーカルらしい。そっくり!)
ここまで来て気がついたよ。
これ、トレバーホーンを担いだイギリス音楽の祭典なんだ。きっと
これは有益な4000円。
エレポップ好きは、必携の一枚だ!