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電子楽器、音楽、コンピュータ、プログラミング、雑感。面倒くさいオヤジの独り言

 戦場のピアニスト

ナチスによるポーランド侵略下、とあるピアニストの実体験を映画化したもの。
他のナチスもの映画と大枠は同じで、移住区、強制収容、地下活動、連合軍・ソビエト軍による開放。淡々と歴史をなぞっていく感じが冷たい感触を演出している。
(戦争の悲惨さを”肉付け”によって演出するのではなく、そのまま描写することでリアルな感じがする)
顔色ひとつ変えずに、頭をぶち抜いたり、車椅子の老人を窓から放り投げるなどの描写が印象的。
ナチス側の軍人に助けられたという一点だけがエピソードとして伝えたかったことなのだろうが、ピアノの腕によって身が助かったのではないのであれば、”The Pianist”なんていうタイトルじゃなくて良いのに。
何かの賞を取った映画だっけ?コレ