2個の二胡の音が「こうも違うかね?」と感じた一見があり、形状を測ってみた。
■比較対象
比較対象は、赤い2ndと黒い3rd。
赤はローズウッド(多分)、黒は黒檀(多分)なので、そもそも材質で音が違うと思っていたが、駒、弦もそれぞれ違うので、パラメータの組み合わせは8通り。
2nd(RED)
駒:黒檀、弦:FangFangの青 裏蓋あり
3rd(BLACK)
駒:ローズウッド、弦:FangFangの赤 裏蓋なし
■演奏上での違い
・自分の所感
2nd:ふっくら中音、音デカい、基音多め。セミアコ、マーシャル
3rd:鋭くエッジの効いた高音と固い音質、音小さい。ソリッドギター、メサブギー。
「こうも違うかね!」
3rdの方が倍音が多く、ウルフトーンや共鳴が出る領域が多い。管を通った音という感じ。コントロールしにくいが、色々なヴァリエーションの音が出そうな感じ。
(知識レベルでは、黒檀の方が、まろやかな柔らかい音・・とのことだったが。)
・人の演奏(紫檀、黒檀の違い)
Youtubeのとある聴き比べをしても、材質による音の違いは分からなかった
単音ではなく、曲を弾いていたので奏法の微妙な違いとか、ピッチに耳が行ってしまった。音楽として聴くなら、音質の違いよりも、演奏そのものが主眼なのは当たり前。
演奏中の波形見ても分からん。(単音の周波数分布じゃないと)
■形状の違い
2nd
表:85ミリ 裏:80ミリ(ほぼ寸胴)
表:85ミリ
裏:80ミリ
3rd
表:80ミリ 裏:70ミリ(10ミリ絞られている)
表:80ミリ
裏:70ミリ
板の厚みはそれぞれ8mm程度。
3rdの方は、表→裏で10ミリも絞られている。